2024年春の新作
シルクアロハシャツをご紹介いたします
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北斎晩年の肉筆画の代表作の一つである「富士越龍」は北斎が亡くなる年の正月に描かれた作品です。
作品の落款には、嘉永二己酉年正月辰ノ日 宝暦十庚辰年出生 九十老人卍筆 と記され、つまり嘉永2年(1849年)の正月、この作品を描いたときの北斎は90歳になる年ということが落款からわかります。
北斎が亡くなる3ヶ月ほど前に描いた肉筆画で、「富士越龍」は北斎の絶筆となる作品か、あるいはそれに極めて近い制作になるものとして注目されています。
北斎の一生をたどる中でも欠かせない作品です。
雪の積もる富士山の向こう側を、黒煙のような雲をつたって龍が天に飛翔していく姿が描かれています。
富士の三角を前方に配した独特な表現は幾何学構図を好んで使った北斎らしい構図となっており、
その富士の背後にうねり立つ黒雲の中に描かれる龍は小さいながらも精密に描きこまれています。
「富士越龍」は晩年の北斎自身の心境を投影した作品であるとされています。
「富士越龍」は北斎の最晩年に描かれた貴重な肉筆画であり、北斎の衰えることのない画力を感じることができる作品です。
今回、信州小布施 北斎館の協力のもとPagongにてアレンジを加えて友禅染で復刻しました。
「額彫り」とは、主題となる絵柄を引き立てるような背景を施す技法です。例えば地上に見立てて岩・波・水の流れ等をイメージしたものや、空に見立てて雲・雷・渦などをイメージしたものなどを、主題となる絵柄に合わせてデザインします。
図柄の周囲を墨や色のボカシで額縁の様に囲んでデザインし上手く組み合わせることで、全体に統一感を出しつつ絵柄を引き立たせて仕上げます。
今回登場した「額波」の柄は京都祇園のTATTOOスタジオ「祇園だるま」との共作図柄です。
日本の彫り師特有の力強い波模様を友禅型に起こしました。
八手が「てんぐのはうちわ」と呼ばれることから、八手の葉に団扇の持ち手を組み合わせたPagongオリジナルの柄です。
天狗がうちわを仰ぐとおおきな風が起こり魔を祓うとされているように、身にまとうことで自分自身を浄化して邪心を清めるとともに運気が上昇するかもしれません。
コスモスが日本に入ってきたのは幕末や明治など諸説ありますが、明治時代以降の俳句に秋の季語として使われるようになり、「秋桜(あきざくら)」や「大春車菊(おおはるしゃぎく)」と呼ばれていました。
秋の花ではありますが季節を先取る粋として浴衣にもよく用いられる柄です。
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