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おもちゃ

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昭和時代初期の柄です。女の子のきものです。昔懐かしいおもちゃの数々です。
鯛車(たいぐるま)、風車(かざぐるま)、犬車(いぬぐるま)、お雛様、でんでん太鼓、笙の笛(しょうのふえ)、羽子板、こま、ぶりぶり、鉾etc.楽しいおもちゃがまだまだあります。子供の健やかな成長を祈ったおめでたい柄です。

菊の柄の唐うちわ(からうちわ)は中国の故事、「菊慈童(きくじどう)」に由来します。菊慈童は山奥の渓谷に住み、菊の葉の朝露がしたたり落ちる谷水を飲んで子供のまま数百歳まで生き延びたといわれます。不老長生です。でんでん太鼓、笙笛、鈴、ぶりぶり….鳴物です。鳴物は音を出して神を呼ぶおはやしです。鳴物のおもちゃは神の祝福を招くおめでたいものなのです。梅の花をつけた冠は中国の故事から文才を発揮しての立身出世を意味します。胡蝶(こちょう)は雅楽で子供が鎮魂の仏事の行事に踊る時に着ける衣装です。
また、源氏物語に胡蝶の章があり、王朝の優雅な生活を描いて、裕福なイメージを導きだします。
晴れ着を着るのはお正月ですから、お正月の遊び道具である、羽子板やこまもあります。宝尽しもあります。宝珠(ほうじゅ)、金嚢(きんのう)、経巻(きょうかん)、分銅(ふんどう)、隠蓑(かくれみの)、犀角(さいかく、丁子ちょうじ)七宝(しっぽう)などが見られます。このように子供が健やかに生涯裕福に心豊かな人生が送れますようにと願う親心が一杯詰まった柄なのです。

 

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