伊藤若冲が30代はじめ頃に描いたとされる
『雪中雄鶏図』
若冲がまだ家業に勤めていたころの作品といわれ、「景和」という署名がされています。
( 細見美術館蔵 )
この作品を友禅染めで復刻しました。
いつもお世話になっている谷口染型さんに型を作ってもらいました。
細見美術館の館長さんにも許可を頂きました。
鶏を何枚の型で構成して、背景や竹は別の型にしてと、打ち合わせを重ねて完成しました。
一度染めるまでは、ほんまに大丈夫かな、ちゃんと鶏が表現できるかな…の連続です…
なにせ、友禅染めの型は一度作るともう取り返しがつかないのです!!
まずは見本を染めます。
マス見本と呼ばれるものになります。
色味の確認や型のズレなどを確認して、最終修正をして本番を染めます。
まだまだ寒い日が続きますが、夏の暑い日に雪中の鶏アロハで涼んでもらえたらと思います。
3月20日頃に出来上がる予定です。どうぞお楽しみに!!