新柄のご紹介
もともとは亀田富染工場の蔵に眠る図案を元に、柄を起こしてきましたが、歌舞伎「助六由縁江戸桜」の衣装を見て感動した前社長が、その衣装を友禅染めで復刻し「意休の龍」という柄が生まれました。
髭の意休という悪役の衣装です!
それ以来、蔵に眠る着物の図案だけでなく、日本の歴史や文化を感じられる美術作品にフォーカスし様々な作品を復刻してきました。
これまでに復刻した、歌舞伎衣装・能衣装・琳派作品・伊藤若冲・葛飾北斎・浮世絵などは、所有されている団体と協力し、許可を頂き制作してきました。
美術作品を保管されてこられた方に敬意を払い、これからも協力して作品を作っていきたいと思っています。
今年の新作の一つ
『段片身替りに雪持芭蕉文繍箔』
一般財団法人 林原美術館 (岡山県岡山市)
桃山時代の能衣装です。
芭蕉に雪が積もっている柄です。南国をイメージさせるバナナとそっくりな葉に雪が積もり、
アンバラスな雰囲気にもかかわらず調和の取れている柄です。
松尾芭蕉は、知人から芭蕉をもらい育てたところ人気が出たので、芭蕉を俳号にしたともいわれています。
なんとも縁起の良い柄ですね!!
織物の良さを残して、バナナの葉脈を綺麗に、雪の部分を
伝統工芸師の型屋さんと相談しながら作
Pagongがアレンジする「雪持芭蕉文」
どうぞお楽しみに!!