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スタッフブログ

2021.07.20

祇園祭2021 -後祭・山鉾建て-

19日祇園祭後祭の山鉾建ての様子を見に行ってきました。

後祭では、北観音山・南観音山・大船鉾・鯉山・八幡山・役行者山が組み立てられます。(変更の場合もあります)


こちらは14:30ごろに立ち寄った大船鉾の後ろから撮影したものです。

大船鉾

大船鉾

↑こちらの木彫りは「艫幕(ともまく)板飾り」と言われる船尾の装飾品で、今年新調されました。
後ろと側面の計3枚からなっており、後ろの一枚は長さは約1.8m、高さは45cmと板飾りだけでも非常に大きいですね。
空想上の生き物が彫刻されていて、鳥のくちばしをもつ頭に、龍のような鱗をもった胴体に脚があり、毛足の長い尾が彫られているように見えます。
「鳥龍(ちょうりゅう)」と表現されるようです。
また、左舷には「海馬(かいば)」、右舷には甲羅を背負って角を生やした「犀(さい)」が彫刻されています。

パゴンのスタッフとしては、甲羅を背負って角が生えた生き物と聞いて真っ先に思い出すのは「鳥獣花木図屏風」のアロハシャツです。

鳥獣花木図屏風

鳥獣花木図屏風

「鳥獣花木図屏風」にもいます。甲羅を背負って角が生えた生き物が。
空想上の生き物はどの作品を見ても面白いものですね。


「艫幕(ともまく)板飾り」の下にある船尾の「舵」もまた豪華な造りです。
幕末の火災で大部分が焼失してしまったこともある大船鉾ですが、この「舵」は江戸時代からあるものだそう。
刺繍で施された雲龍は迫力があります。

大船鉾


大船鉾は舳先が大金幣と龍頭で年毎に変わります。
16:45ごろ今年は金の龍頭が舳先に掲げられました。
昨年にお披露目された金の龍頭ですが、山鉾建てが行われなかったため今年舳先に掲げられたのです。


16:00ごろからの様子です。
徐々に組み立てられてられていきます。

大船鉾

大船鉾

大船鉾


頭が取り付けられる瞬間にそれまでにも増して日光が照りつけ、龍頭が神々しく光り輝いていました。

大船鉾


京都ではここ最近毎日と言っていいほどに激しい夕立が降りだすのですが、この日は夕立もなく快晴で炎天下ではありましたが、青い空と大船鉾の金色や赤色がとってもよく映えていました。
このお写真で少しでもその時の様子が伝わればいいなと思います。


また、昨日はパゴンのTwitterにて北観音山の真松建ての様子を動画にてツイートいたしました。
たまたまその瞬間に居合わせることができ、動画を撮影することができたので、よろしければご覧になってみてください。
動画にはありませんが、建て始める直前に大きな掛け声があり、とても迫力のある場面でした。


山鉾の完成も楽しみですね。
これから見に行かれる方は熱中症などに気をつけて楽しんでください。

これからも、パゴンのブログでは京都の四季や文化などを皆さまにお届けしていきたいと思っています。

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京友禅でアロハシャツや洋服を作り自社ブランド「Pagong(パゴン)」で販売しております。

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