円周を円弧によって4等分した図形を七宝文(しっぽうもん)といい、
それを上下左右に規則正しく連続させたものを七宝繋(しっぽうつなぎ)といいます。四方に限り無く延びていくところから子孫繁栄、不老長寿を祈る吉祥模様(きっしょうもよう)として多く使われています。四方に広がっていくことからこれが訛って「しっぽう」と言われるようになったとも言われています。比較的新しいこの柄はその輪の中に小紋柄が入れてあり、誰もが知っている和のモチーフを取りいれた柄になっています。
青海波(せいがいは)は大海原に果てしなく広がり蓬莱(ほうらい)
までも続くことを願っているのでしょうか。亀甲(きっこう)は六角形を亀の甲(こうら)に見立てた図柄で、
連続させて亀甲繋(きっこうつなぎ)として用いられることが多く、亀甲の中に花菱(はなびし)・菊・鶴などの吉祥文を入れて描かれており、吉祥性をあらわしています。