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都をどり
都をどり

「ヨーイヤァサァー」の掛け声で始まる都をどりは京に春を告げる風物詩です。
今回「都をどり」と「パゴン」との夢のコラボレーションが実現しました。
『都をどり』とは祇園甲部(ぎおんこうぶ)の芸舞妓が日頃培った踊りを披露する恒例行事です。
その中に「総をどり」という演目があり、芸舞妓がお揃いの着物と帯で勢揃いします。
総をどり衣裳の「しだれ桜」の柄が今回、祇園甲部歌舞会(ぎおんこうぶかぶかい)の公認のもとパゴンのアロハシャツとカットソーになりました。
京都を代表する花街文化の、長い歴史を誇る貴重な柄です。
「しだれ桜」は京都の春を象徴し、叉、八坂神社の氏子である証しとして「社の紋の意味」が込められていますので毎年同じ図案の衣裳が使われております。
雅な京の雰囲気を身にまとってください。

古代の人々にとって桜は鑑賞の対象ではなく、その年の作物の吉凶を占う存在でした。特に枝のしだれている植物には神霊が宿ると考えられていました。
疫病が流行りはじめる陰暦3月、花の散る頃に「鎮花祭(ちんかさい・はなしづめのまつり)が神社で取り行われていました。
行疫神(ぎょうやくじん)である 大神(おおみわ)と狭井(さい)の2神を祭った宮中の行事が始まりとされています。
現代でも奈良の大神神社(おおみわじんじゃ)と狭井神社(さいじんじゃ)とで「鎮花祭」が行われています。
この行事が京都、滋賀にも伝わり、京都では「はなしづめ」が「やすらい」となり、今宮神社で「やすらい祭」が現在でも厳かに取り行われているのです。