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寿

寿

寿

この柄は古典柄をアレンジし、新しく作ったものです。おめでたい花ばかりを集めてあります。松、竹、梅、桜、菊、牡丹(ぼたん)、杜若(かきつばた)を線描きで表現してあります。江戸時代の御殿女中の衣装に見られたような柄に仕上がりました。
着物柄にはそれぞれ意味が込められており、花一つ一つにもストーリーがあります。
松は千年の寿命があり、四季を通じて葉の色が変わらないところから不老長寿を表します。竹は年間を通して瑞々しい青さを失わず旺盛な生命力を表します。また、竹は高潔で節操があり尊ばれてきました。
梅は百花にさきがけ寒中に咲き、芳香を放つことからめでたい花とされてきました。梅は万葉集にも多く詠われており日本人の最も好む花でした。
桜は明るく華やかな花である反面、風もなく散るはかなさも合わせ持ち、平安朝以来日本人に最も好まれる花となりました。
菊は、菊の葉にある露を飲み八百歳まで童のまま生き延びたと言われる中国の「菊慈童(きくじどう)」の故事にあるように、不老長寿を表します。
牡丹は百花の王と言われ富貴な花の代表格です。また富みと地位を獲得できるという意味もあります。
能装束などに描かれた杜若は八つ橋と組み合わせたり、単独で使われたりし、「伊勢物語」の「東下り」を意味しています。また、私達は「いずれがあやめか杜若」と美しい物の例え(どちらとも甲乙つげがたい時)に今でも使っていますよね。

 

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