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きのこ

きのこ

きのこ

きのこ尽くしのこの柄は古典的観点から見ると同じ種類の物を描いた「物あわせ」「尽くし物」と言われる柄で、日本的な印象を持ちますが、そのモチーフが「きのこ」というのはとても珍しいものです。
この、きのこたちは印刷物の挿し絵のようにグラフィックデザイン的に描かれています。
写実的に描かずグラフィックデザイン的に模様を描く傾向は大正時代から出始めていましたが、戦前〜戦後にかけて盛んになってきました。戦後になるとそのモチーフも伝統的な花鳥から離れ、イギリスやフランスのテキスタイルデザインの影響を受けた洋風なモチーフやモダンな表現となってきました。
伝統的な優美さより、きのこの形の面白さに注目している所に新しさを感じます。ですがヨーロッパ的でエレガントな印象も受け取れる柄です。
特徴のある形状のひとよだけは、エミール ガレの有名な「ひとよだけのランプ」を彷佛(ほうふつ)とさせてくれます。
この柄のきのこは、グラフィックデザイン的に描かれていますので、きのこの種類が特定しにくく、毒きのこのようでもあり、食用きのこのようにも見えるので、見る方の想像にお任せします。珊瑚のような形をしたのも茸なのです。各々のきのこを図鑑で調べてみるのも楽しいかもしれません。

きのこは胞子で沢山増え、またひとよだけのように一晩で大きくなるなど生命力旺盛であり、また薬効も顕著な植物です。漢方薬として使われている事は周知の事と思います。
子孫繁栄、健康、漢方薬等々、縁起の良い柄となっております。

 

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