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唐草

唐草

唐草

唐草はエジプトで誕生し、ペルシャ、ギリシャ、シルクロード、中国を経て百済から飛鳥時代、日本に渡ってきました。当初は仏教美術の文様として日本に入ってきたのです。
仏像の光背や壁画、織物などに見る事ができます。

唐草の語源は模様の見た目から『からむ草』という説と中国から渡来してきたので『唐からきた草模様』という二つの説があります。
唐草は実際には存在しない植物です。蔓がからみ合ってどこまでも伸び、生命力旺盛で無限の発展性を示す事から、長寿延命・子孫繁栄の象徴とされています。日本では仏教美術として渡来した唐草文は工芸品にも多く使われ、蔓を持たない菊や梅などの花まで巻き込んで発展していくのです。江戸時代には吉祥文様として小袖の意匠や婚礼調度品に使われました。現代でも婚礼道具に唐草模様の大きな布が掛けてある光景や、婚礼の儀式の時に使用される唐草模様の風呂敷を目にします。

唐草模様を見て私達が一番に思い浮かべるのは、泥棒が背中に大きな風呂敷包みを担いで抜き足差し足で逃げている図にある緑色の地色に白抜きの唐草模様の風呂敷でしょう。そして1960年代、一世を風靡(ふうび)した東京ボン太さんのあの風呂敷を背負った姿ではないでしょうか。でも本来は格調高い崇高な文様なのです。

 

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