fbpx
歌舞伎
歌舞伎

昭和の図案家が江戸千代紙に描かれた歌舞伎十八番をもとに図案化したきもの図案にさらにアレンジを加え、復刻しました。

「歌舞伎十八番」とは、江戸時代(天保年間)に七代目市川團十郎が市川宗家(成田屋)のお家芸として定めた18番の歌舞伎演目のことです。
いづれもかつて初代團十郎・二代目團十郎・四代目團十郎が特に得意とした荒事(あらごと)が選ばれていることになっていますが、その中のいくつかは撰者の七代目團十郎の頃には内容がよくわからなくなっていしまっていた演目も含まれています。

また、市川宗家はこの歌舞伎十八番の台本を立派な「御箱」に入れて家宝として大事にしていたことから、市川家では「御箱」といえば「歌舞伎十八番」のことを指すようになり、今日 最も得意とする芸のことを「十八番(おはこ)」というようになったとされています。

こちらの図案の中にはその中の9演目(暫(しばらく)・矢の根・嫐(うわなり)・蛇柳(じゃやなぎ)・七つ面・解脱・助六・鳴神(なるかみ)・勧進帳)が描かれています。