紅型で染められた柄を友禅染めで復刻しました。
紅型は、沖縄を代表する伝統的な染色方法のひとつです。
紅型の「紅」は「赤い」での意味ではなく「色全般」のことを指し、「型」はさまざまな模様・柄を指しているといわれています。
はっきりした鮮やかな色合いが特徴で、琉球時代からその独自の技法によって仕上げられた美しい柄が多くの人を魅了してきました。紅型には、本紅型(琉球紅型)のほか、京紅型や江戸紅型と呼ばれるものもあります。京紅型は友禅染の染料で染められることが多く、はんなりとした色合いのものが多くなっています。
空を飛ぶ鶴を上空から見たこの柄は、ジェット機に似ていることからジェット鶴と名付けました。
鶴は天上や蓬莱など、この世ならぬ国から幸せを運んで来るといわれています。また古来より「鶴は千年、亀は万年」といわれるように長寿の象徴でもあり、七福神のひとりで長寿をつかさどる福禄寿はしばしば鶴を携えた姿で描かれます。
群れになって飛ぶ鶴が、たくさんの幸せを運んでくれるように願いを込めた柄です。