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花唐草
花唐草

「ヨーイヤァサァー」の掛け声で始まる都をどりは京に春を告げる風物詩です。
今回「都をどり」と「パゴン」との夢のコラボレーションが実現しました。『都をどり』とは祇園甲部(ぎおんこうぶ)の芸舞妓が日頃培った踊りを披露する恒例行事です。
その中に「総をどり」という演目があり、芸舞妓がお揃いの着物と帯で勢揃いします。この花唐草は帯の柄です。

唐草(からくさ)は蔓性(つるせい)の植物が流線形にからみ合ったように展開し文様化したものです。実際には唐草という植物は存在しません。
この唐草に想像上の花をあしらったものが花唐草です。日本には中国を経て奈良時代に渡来しました。もともとはローマ・ギリシャの連続模様から発展したと言われています。
日本では梅や菊など蔓を持たない花までも巻き込んで進化していった柄です。蔓草(つるくさ)は生命力が強く、蔓(つる)をどこまでも伸ばす事から無限の発展性を秘め、長寿延命・子孫繁栄の象徴とされる吉祥模様です。