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秋桜
秋桜

コスモスは秋の始まりの9月頃に咲くキク科の植物です。現代では秋を代表する花として知られ、秋に咲き桜の花に似ているので「秋桜」という名がついたそうです。お花屋さんではもちろん、コスモス畑や学校などの花壇でも見かけることの多い身近な花です。コスモスは一般的にピンク色のイメージが強いですが、オレンジや黄色の花を咲かせる品種もあります。
コスモスが日本に入ってきたのは幕末や明治など諸説ありますが、明治時代以降の俳句に秋の季語として使われるようになり、「秋桜(あきざくら)」や「大春車菊(おおはるしゃぎく)」と呼ばれていました。
秋の花ではありますが季節を先取る粋として浴衣にもよく用いられる柄です。

コスモスの名前の由来
コスモスの語源は、ギリシャ語の「Kosmos」または「Cosmos」が由来とされ、本来「秩序」「調和」を意味しています。
秩序正しく調和のとれたものは美しいという発想から、「Kosmos」または「Cosmos」には「飾り」や「美しい」の意味も含まれているといわれています。星が美しく秩序正しく並ぶ宇宙を「Cosmos」と呼ぶようになったのもそこからだと言われています。
花の秋桜もまた、花びらが美しく秩序正しく並ぶ様子からコスモスという名前がついたそうです。

コスモスの花言葉もその名の由来から「秩序」「調和」とされています。また、「乙女の純真」という花言葉もあり、コスモスが風になびいてゆらゆらと揺れる様子がやさしくて儚げな花姿に通じることからだといわれています。