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大波

大波

大波

この柄は、江戸時代の天才絵師、葛飾北斎「富嶽三十六景」に描かれた清々しいまでに豪快な大波に着想を得て、構成しました。
水の風景に恵まれた日本で、『水』にこだわり、それを主題にした絵を描いたといわれる北斎。「絵に描けぬものはない」という信念のもと、いかようにも形をかえる波の姿を静止画として描き出しました。「富嶽三十六景」では、写生を繰り返すことでリアルを追及するとともに、デフォルメされた描写も用いて、海のダイナミックな動きを表現しています。ヨーロッパでは、この北斎の海に影響を受けた作品も多数残されています。
北斎がこだわった『水』は、洋の東西を問わずいつも神聖なものと考えられてきました。本来、定まった形をもたない『水』は、絵師たちにより波や川の流れや葉の上の露などとして表現されました。北斎をはじめとする江戸の浮世絵師たちの素晴らしい波の表現は、海外の人々にも大きな影響を与えたのです。
躍動的な波は、古くから意匠化されてきました。絶え間なく寄せては返すことから、永続性を表すおめでたい柄です。大きくうねる波と、激しく立ち上がる波頭、その真下の波は富士山の形を模するといった趣を加え、海のもつ力強さを表現しました。

 

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