曜変天目との出会いは北斎館の館長さんからの突然の連絡でした。
曜変天目との初めての出会い
試行錯誤を繰り返し、お互いの思いを最大限に
絵画ではなく茶碗の柄を友禅染するのは初めての試みでした。
職人だから表現できる細部へのこだわり
曜変天目茶碗の瑠璃色の斑紋を表現をするために型制作において何
Pagongの新しい挑戦
日本の国宝に指定されている曜変天目茶碗の柄を友禅染めで表現しました。着物柄や絵画を中心に友禅染めをしてきた亀田富染工場にとって今回の曜変天目茶碗の取り組みは新しい挑戦だったと思います。色の表現から陶器の釉薬の模様の表現など、たくさんの工夫が施されたスカーフとなっています。どんなお客様に身に付けて頂けるかとても楽しみです。曜変天目は徳川家が所蔵していたこともあるほどで、天目茶碗の最高峰と言われています。幾人もの陶芸家が再現に試みましたが、作ることがいまだに出来ない何ともミステリアスなお茶碗です。2022年10月1日からは東京の丸の内の歴史ある建物、明治生命館1階で展示予定ですので是非実物をご覧になってください。ミュージアムショップには、今回制作したスカーフも取り扱いされるのでそちらもぜひ。
より多くの人たちに曜変天目の魅力と友禅染めの良さが伝わると嬉しいです。
語: 亀田富博 / Pagong 株式会社亀田富染工場 代表取締役